米エール大の研究チームが19日、麻酔薬として用いられるケタミン(日本では麻薬指定)に少量でも高い抗うつ効果があるとした研究結果を米科学誌サイエンスに発表した。
研究チームが自殺願望を伴ううつ病患者に投与したところ、数時間で抗うつ効果が得られたという。現在、市販されている抗うつ薬は、効果が現れるまでに数週間かかる。
研究を主導した同大のロナルド・デュマン(Ronald Duman)教授は、ケタミンを「まさに魔法の薬だ」と評した。抗うつ効果は7日から10日間持続するという。
ケタミンは医師の管理下における静脈注射による投与が必要で、副作用で一時的な精神障害を引き起こすこともあるため、臨床での使用は制限されている。
エール大とは別に米国立精神衛生研究所が行った研究でも、既存の抗うつ薬で効果がみられなかった患者にケタミンを投与したところ、投与から数時間以内で約70%の患者に効果が現れたという。
数時間。電気けいれん療法並の効果の速さ。
実際抗うつ薬は2週間ぐらいかかってしまうんですよね、効果が出るまでに。ですので、同じ薬を医師の指示どおりに飲むのが必要なんですが。
大うつ病の治療の選択肢の1つとして成り立つかも?
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医学処:LSDやケタミンを使うとうつ病や強迫性障害に効果がある。
医学処:感覚を遮断することで幻覚や抑うつ状態を呈する。