2010年08月29日

クリプトコッカス・ガッティ、日本初の感染者が出る

北米で集団発生の強毒カビ 感染患者、国内で初確認

 北米で集団発生が問題となり健康な人でも死亡することがある強毒カビに、東京都内の40代男性が感染していたことが分かった。「クリプトコッカス・ガッティ」という真菌で国内初の感染例だ。男性に北米への渡航歴はなく、国立感染症研究所は他に患者がいないか実態把握に乗り出す。

 東京大チームが突き止めた。男性は健康に問題はなかったが、頭痛やものが見えにくくなり2007年に都内の病院を受診。検査で脳に直径5センチほどのこぶが見つかり手術で取り出して調べた結果、このカビを検出した。点滴や飲み薬で1年後に快復した。

 感染者から体外にカビが出ることはなく人から人へは感染しない。植物に付着し何かの拍子で舞い上がったカビを吸い込んで感染する。このカビは、1999年にカナダ・バンクーバー島で人の感染が集団で起こり、その後、北米大陸に広がり最近は米西海岸の複数の地域で報告されている。男性で見つかったカビの遺伝子は、カナダのものと同じだった。

 米疾病対策センター(CDC)によると、7月までに米西海岸側で60人の患者報告があり、経過を確認できた45人のうち2割の9人が亡くなった。免疫力の落ちた患者だけでなく、健康な人も含まれていたという。

 東大病院の畠山修司感染症内科副科長は「北米から輸入された木材についたカビを吸い込んだかもしれないが、既に国内の植物にカビが定着している可能性もある」とみる。カビの潜伏期間は平均6〜7カ月。男性が最後に渡航したのは、受診時から8年前のサイパンで、そこからの感染は考えにくいという。

 国立感染症研究所の宮崎義継・生物活性物質部長によると、早く発見すれば治療できるが、病院で見落とす恐れがある。「1年以内に北米に行った経験があれば診断時に医師に伝えてほしい」という。



 カビが脳に感染巣をつくるなんて。

 感染症内科のある大学病院であったからこそ発見・治療が早かったのかもしれませんが。

 クリプトコッカス・ガッティ、今後はどの病院でも可能性の1つとして念頭に置かなければなりません。


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posted by さじ at 03:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
それに対する理知なる事は何かが?記載記事に盛り込まれていますし、更にこれから学的進展を動かす関連と必然性に及び感染症内科学問の領域並んで有限的に内在する対象と、どのような知的営みを関心に並んで目指し生かして行く事か?が大切であると判断をいたしました
Posted by みか at 2010年11月01日 21:27
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