オーストリアの分析機器メーカーのイオニメッド(チロル州)は、がんの個別化治療の研究調査機関であるオンコチロルと共同で、呼気からがんの手がかりとなるマーカーを見つけ出す研究に着手した。微量の揮発性有機化合物(VOC)を検知できる陽子移動反応質量分析(PRTMS)装置を使い、呼気が含むアルコールやアセトンなどの低分子化合物を解析。簡単ながんの診断法の開発につながる。
プロジェクトの期間は2年で今年4月に開始。現在乳がん患者と健常者ら60人分のデータを採取しており、今後もデータ数を増やしていくという。将来、乳がんだけでなく、他のがんへの適用も可能ではないかと見ている。
乳がん患者や健常人などを含む呼気のデータを採取。呼気に含まれる1000種類以下の化合物に関し、複数の化合物の量を比較し、乳がん患者特有のパターンがないかを調べる。
なんというか、アレなんですけど、癌患者さんから特有の呼気がすること、ありません。あれ気のせいなんでしょうかね。全員が全員というわけではありませんし、癌といってもとある癌の進行期のものなんですけれども。
気のせいかもしれません。