2010年08月22日

ストレスを感じている女性は妊娠しにくいことが判明

ストレスが妊娠を妨げる

 女性はストレスを感じていると妊娠しにくいことが、新しい研究で明らかにされた。この研究では、α-アミラーゼと呼ばれるストレス関連物質の値が高いと、女性が妊娠する確率が低下することが示された。

 α-アミラーゼはでんぷんを消化するため唾液中に分泌されるものだが、神経系がカテコラミン(ある種のストレス反応を引き起こす物質)を産生するときにも分泌されるため、身体的または心理的なストレスに対する身体反応の指標として利用されるようになってきている。

 今回の研究では、米国立衛生研究所(NIH)および英オックスフォード大学の研究グループが、妊娠を試みている18〜40歳の英国女性274人の排卵周期をグラフ化。その結果、α-アミラーゼ値の高い女性は、低い女性に比べて妊娠する確率が低いことが判明した。「全体では、α-アミラーゼ値が(四分位において)最も高い25%に属した女性は、最も低かった女性に比べて各周期に妊娠する確率が推定約12%低かった」と、研究著者である米国立小児保健発育研究所(NICHD)のGermaine Buck Louis氏は述べている。

 医学誌「Fertility and Sterility(妊孕性と不妊)」オンライン版に8月5日掲載の今回の研究は、ストレスのバイオマーカーと妊娠率低下との関連を初めて示したものである。妊娠がうまくいかないストレスによって、ますます妊娠しにくくなってしまう可能性がこれまでにも指摘されており、今回の知見からも、医師が女性のストレスを軽減させる適切な方法を考える必要があることが示唆される。ストレスを緩和するためにアルコールやたばこを用いる人も多いが、これらの物質も妊娠率を低下させてしまう。Louis氏は研究する価値のあるものとして、瞑想、バイオフィードバック法、ヨガ、社会的支援の向上などを挙げている



 幸せな結婚生活、頼りがい、思いやりがある夫。環境が兼ねられてこその妊娠なのかもしれません。

 なるほど、子を育てるようなゆとりある環境にいてこそ、妊娠しやすいということですかね。理にかなっている…。しかし良く出来ているなぁ、生物というのは…。
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posted by さじ at 04:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生理
この記事へのコメント
ヨガは若い時瞑想もインドの伝統医学も経験したんですカフェインの過剰摂取も回避出来た昔の学習を再生してストレスを上手く処理してます自分の根本学習の基礎とナチュラリズムを大切にしています!これに及び自然主義から無限に資源が必要な時に出ます出せる環境に努めて今日に在ります更に研究者を信じております
Posted by みか at 2010年09月05日 00:09
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