日本人間ドック学会(奈良昌治理事長)は19日、2009年に人間ドックを受診した全国の約300万人の成績を集計し「異常なし」とされた人の割合が、初めて10%を割り込んだ前年をさらに0・1ポイント下回る9・5%だったと発表した。集計を始めた1984年の29・8%から年々減少し、過去最低となった。
同学会の笹森典雄名誉顧問は「職場や家庭など社会環境が変化し、ストレスが肥満を含めた生活習慣病の原因になっている。環境にどう適応するかアドバイスすることが重要だ」と話している。
地域別で異常なしが最も多かったのは中四国の13・7%。最も少なかったのは九州・沖縄の5・4%だった。異常があった検査項目の最多は高コレステロールの26・5%で、肥満の26・3%、肝機能異常の25・8%が続いた。
人間ドックで発見されたがんの中で最も多かったのは胃がんで、見つかったがん全体の28・1%。胃がんは85年には全体の約6割を占めていたが、年々割合が減少している。一方、胃・大腸・肺以外のがんの割合が増え、女性では乳がんがトップで40・7%、男性は前立腺がんが胃がんに次いで13・8%を占めた。
人間、20を過ぎれば何らかの異常が出てくるもんです。
それが50代、60代になると、何らかの「疾患」を抱えるようになります。
私も、医学的にみて健常かというとそうではなく、そうですね、循環器的に1つ、脳神経外科的に1つ、神経内科的に1つほど「異常」があるんじゃないでしょうか。
まぁそれを気にするかどうか、治療が必要なのかどうかというと、必要ではないんですけども。
ただ人間ドッグで一番大事なのは、やはり「がん」の発見でしょう。
癌の中には、症状が全くでないものもあります。症状が出るころには末期、というものも。たまたまCTをとったらあった、というケースもあります。
自分が健康と油断せず、癌が出来る可能性のある年齢なのだと認識して、人間ドッグに通う習慣を付けるのもありだと思います。
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人間ドッグじゃなくてドックですよ(^^