2010年08月20日

iPS細胞、ミオシンの影響で「死の舞」を踊る。

ヒト万能細胞、たんぱく異常で「死の舞」 理研が解明

 ES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)などヒトの万能細胞は、一つずつにばらして培養すると99%が死ぬ。この「細胞死」の仕組みを、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターが解明した。細胞の形を保つたんぱく質が過剰に働き、細胞が踊るように動く「死の舞」をして死滅した

 細胞死については特定の酵素の働きを抑えると細胞死を3割程度に減らせることはわかっていたが、その仕組みは明らかになっていなかった。

 理研の研究チームがヒトES細胞を観察したところ、ばらした直後、細胞の周りが膨らんだりしぼんだりしながら激しく動き、数時間後に破裂して死んだ。「死の舞」は、細胞の形を保つたんぱく質「ミオシン」が過剰に働くことが原因。細胞をばらすと酵素が働き、ミオシンが過剰に活性化され「死の舞」が現れ、細胞死するという

 一方、「死の舞」をしない細胞は腫瘍になる確率が5倍程度高かった。「死の舞」は正常な細胞に備わっている特徴という。笹井芳樹・器官発生研究グループディレクターは「安全な細胞を選ぶ目安になる」と話す。6日付の米科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。



 さすが理化研。

 iPS細胞も、細かいところまで判明してきましたね。

 臨床的に使うには、やはり安全性が確保されていないといけませんし、こういう研究はホント大事だと思います。


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posted by さじ at 13:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 移植
この記事へのコメント
その出来上がったものに相対的に及んで、タンパク質と酵素の関係性にして普遍的なる結実な原理
Posted by みか at 2010年09月13日 09:34
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