重症患者を24時間体制で受け入れる救命救急センターが川崎市内で4月1日、日本医科大武蔵小杉病院(中原区、日本医科大付属第二病院から改称)と市立川崎病院(川崎区)に開設される。これまで市南部の患者が約50分かけて既設の聖マリアンナ医科大病院(宮前区)に搬送される例もあり、センター増設で搬送時間が短縮され1人でも多くの命が救われることが期待される。
救命救急センターは、心肺停止や脳梗塞(こうそく)、腎不全など高度な緊急治療が必要な重症患者を受け入れる施設で、都道府県知事が国との協議を経て指定する。日本医科大武蔵小杉病院は03年10月に救命救急部を設置し既に10床を確保、専門の医師6人を配置する。市立川崎病院は4月1日から1階をセンターとし20床を置き、専従医師は9人。
救命救急センターは全国で人口68万人に1カ所の割合で設置されているが、川崎市は人口約130万人にもかかわらず1カ所だけ。05年に市消防局の救急車が搬送した重症患者3462人中508人は聖マリアンナ医科大病院に収容されたが、それ以外は受け入れ可能な市内外の病院が収容した。市地域医療課は「高度な医療を迅速に受けられるようになる」としている。
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重篤な患者を50分も…。それは厳しいですね。救急センターが増えれば救える命も多くなることでしょう。。。救急車問題さえなければ。
救急車問題とは、救急車をタクシー代わりに使う無神経なバカが存在するためにもっと重篤な患者を運べないことを言います。
こうなってくると本格的に問題視されなければいけませんね。搬送できる病院が増えたのに救急車のパフォーマンスが悪くなったら困ります。救急車ってカバーしている地域は狭そうに見えるでしょうけれど、例えばA区の救急車が出払っている時にA区で119が鳴ったら、一番近いところに出動命令が出るんですよね。そしてB区がそれを受け取ってA区まで行くとしましょう。片道数kmという距離でも行かねばなりません。行っている途中でB区で119が鳴ったら?一番近いC区から出動します。たとえ数kmという距離があっても。
国民意識が変わらなければ、救急車有料化とか、民間救急車を大幅に活用していくとか、そういった試みをしていくしかないと思います。