全国で30余りの病院を運営する国家公務員共済組合連合会は29日、医療の質と安全の向上を図るため、新人の医師、看護師らを対象にした研修センターを4月から虎の門病院分院(川崎市)に開設すると発表した。指導員が常駐するセンターは全国で2番目という。
センターでは、手術後に栄養剤などを投与するカテーテル(管)の静脈内への挿入や、人工呼吸器の管理、採血などを数種類の人形などで練習。内視鏡手術や救命蘇生(そせい)なども訓練する。
医療事故を起こした医療関係者には安全に対する心構えを教育し、各病院で医療事故防止対策の中心となる指導者の研修も行う。
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これは良いですね。こういった訓練所のあるところで研修をすれば患者を苦しめることなくスキルが身につくでしょう。
ちなみに研修医が研修先を選べるマッチング制度になってから、虎ノ門病院はトップ3に入るほどの超難関病院となっています。今までは東大卒ばかりとっていたようですが、最近では実力主義に傾倒しているとか何とか。国家公務員に準じているため給料は安いのですが、行きたいという研修医は大勢います。
その人気の秘密は「勤めている医師が超有名どころ」だったり「先進医療をやっている点」だったり「事務の質がとても高いところ」だったりするわけですが、何より特徴的なのは「患者の質」でしょう。よく患者が優秀などと言われたりします。普通病院とは収入の差はなく、DQNも来たりするものですからね。いかに特殊かがイメージできるかと思います。
また、想像を絶するほどの激務らしいので、腕を磨くには十分だと思われます。激務に加え、センターで訓練しろというこの医師育成のための「やる気」は大いに評価できると思いますが、よほどポテンシャルがないとできないのではと他人事ながら心配になってしまいます。上昇志向のない人やブランド志向のない人にはあまりお勧めできません。