2010年08月05日

こどものホスピスプロジェクト発足。課題は資金難か

子どもホスピス、大阪府内設立へ医師ら団体29日発足式

 難病の子と、その家族らを支える子ども専門のホスピス設立に向け、大阪の小児科医らが29日、任意団体「こどものホスピスプロジェクト」を発足させる。子どものホスピスは国内にはまだなく、資金や人材の確保とともに、知名度の低さが課題となるが、医師らは「当面は看護師らによる訪問ケアなど出来ることをしながら、日本の実情にあったホスピスを実現したい」としている。

 子どもホスピスは難病や重い障害の子が家庭的な雰囲気の中で、専門的な治療や緩和ケアを受けられる施設。1982年に英国で誕生以来、ドイツやカナダなど欧米を中心に広がっている。親子で滞在するのも、子どもだけ預かるのも可能で、看病疲れの親の心身の回復や、子を亡くした後の遺族ケア機能なども持っている

 日本では奈良市や神奈川県、福岡県などで設立に向けた動きが出ているほか、大阪では、英国で小児緩和ケアを学んだ大阪市立総合医療センター(都島区)の多田羅竜平・緩和医療科兼小児内科医長(40)らが中心となって準備してきた。

 大きな課題は、資金面の確保だ。建設費はもちろん、英国では1施設あたり、年間数億円かかるとされる運営費は主に地域住民の寄付などで賄われることが多く、多田羅医師は「寄付文化の定着していない日本では、まず施設への理解を深めてもらうことが大切」と指摘。

 団体の発足を機に、勉強会を重ねながら、今年秋頃から、看護師らが難病の子らを訪問して一緒に過ごし、家族に休息をとってもらう活動や、英国で「プレイワーカー」と呼ばれる医療現場での遊びの専門家養成などを計画している。

 また寄付金を受けやすいよう、任意団体を社団法人にすることも検討中という。

 発足式は29日午後7時から、同医療センターのさくらホールで。入場無料。



 資金か・・・。

 ペットボトルのフタを集めたりするボランティアやら、エコ商法にノってしまったり、数年前にはホワイトバンド詐欺などが大ブームを起こしている日本人ですが、

 実際に「寄付」という形でお金が絡むと、全くもって受け入れられないんですよね

 これ不思議です。ペットボトルのフタを集めてワクチンがどうのとやる無駄な労力とフタの郵送費があるならば、直接寄付すればいいのに、そういうことは文化として根付かない。フタを集めるだけで「良いことをした気になれる」んでしょう。不景気だ何だといいながらも世界的にみて最も恵まれている国の1つだからこそできる行為です。

 ホスピスという施設が日本になかなか根付きにくいのもこういった面でしょうね。善意の寄付というものがなかなか得られにくい。それでも最良の医療を安価で受けようとする、というのは虫の良い話ではあるまいか。

 この子どものためのホスピスプロジェクト、果たしてどうなるのでしょうか。資金的に運営するに足りて波に乗ることが出来れば、日本の医療にとって大きな一歩でありますし、日本人としても一歩進んだメンタリティが得られることでしょう。


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posted by さじ at 00:28 | Comment(1) | TrackBack(0) | 小児
この記事へのコメント
有限的な責任の限り有る有産階級の人々の課題ではない。この課題の大切さを悠然たる態度で普及させる事に及ぶ、人々の有志を募らせる事が先決であり、死期の近い患者に安らぎを与える施設の大切さは今を生きて暮らしている私達と融合している課題です
Posted by みか at 2010年10月12日 11:39
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