日本SGI は2006年3月27日、東京慈恵会医科大学(慈恵医大)高次元医用画像工学研究所と共同で、三次元/四次元人体モデルデータを医学研究・教育用コンテンツとして販売する、と発表した。
販売する人体モデルは、「生きている人体」の三次元/四次元コンテンツ。人体モデル製作のために開発された MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)計測技術で、健全な人体で計測した生体のボリュームデータから主要な解剖学的要素を抽出、サーフェスモデルとして全身の構造を構築した。
販売する人体モデルは20代日本人女性の骨格系、心血管系、内臓系に大別される数百のパーツからなる三次元構造で、さらに、心臓の脈打つ様子や骨格の動く様子を仮想空間上で忠実に再現できる、定量的四次元モデルとして機能する。
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似たようなのが漫画「ゴッドハンド輝」にありましたが、こんなレベルに達していたのですね。これはあると便利かもしれません。
ゴッドハンド輝では、3Dによって映し出された臓器を仮想のメスで切ることができました。いつかそんな時代も来るんでしょうね。そういう装置が開発されれば、外科医も「修行」でき、スキルを磨くことができるのでしょう。できれば臓器ごとというより、全体を扱えるようなものだと最高ですね(全体とは、手術中の全体管理のことです)
余談ですがゴッドハンド輝は臨床医が読むと粗ばかり目立つと思います。が、学生向けとしては良いのではないでしょうか。各疾患がイメージしやすいですからね。褐色細胞腫とか。
書籍:ゴッドハンド輝 (5)
ゴッドハンド輝 (6)
※5巻は、冒頭のニュースの画像について
6巻は、褐色細胞腫について