大阪市内の生活保護受給者から不正入手した向精神薬の違法転売事件を受け、厚生労働省が実施した全国調査で、2746人の生活保護受給者が今年1月の1カ月間に、複数の医療機関から向精神薬を処方されていたことがわかった。不正な処方が含まれているおそれがあるとして、同省はさらに調べる。
調査は4月、全国106の都道府県、政令市、中核市を対象に実施。1月の診療報酬明細書(レセプト)を調べ、受診した生活保護受給者4万2197人が複数の医療機関から向精神薬を処方されていないか確認した。
重複処方の多い自治体は、東京都781人▽大阪市146人▽徳島県130人▽北九州市112人など。
この問題を巡っては、神奈川県警が今年4月、大阪市西成区の受給者から入手した向精神薬をインターネットで転売したとして、同県横須賀市の男を麻薬及び向精神薬取締法違反で立件している。
生活保護受給者は医療扶助で薬代を負担してもらえるため、転売目的で向精神薬を大量に入手したり、受給者に入手させる、新手の貧困ビジネスの可能性もあるとみられる。
なんか、こう、申し訳ないんですけど、タダで医療が受けられるということを逆手にとって利用するというのは、もうホントずるがしこいというか、人として汚いとしか言いようがありません。
実際仕事できなくなったとか、そういう人はいいんですけれど、こういう不正行為をした人を徹底して取りしまるとか、過剰乱用を防止するシステムを作らないといけないなぁと。ただでさえ医療費が抑圧されているのに、何故こういうことがまかりとおってしまうのか。人の善意を悪意をもって利用するのはどういう神経なんでしょうね。