アイシェアは2010年7月28日、飲用時間帯を想定して創られたドリンクに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、午前中にもっとも飲まれている飲料は「コーヒー」であること分かった。約4割の人が「午前中はコーヒーをもっとも多く飲む」と回答している。男女別では男性はコーヒー色が特に強く、女性は各種お茶などのさっぱり系を好む傾向も見受けられる。
毎年特にこの時期になると、寝ている間の発汗量が多くなり、起きがけの喉の渇き具合は尋常ならざるものがある。目が覚めて顔を洗ってから飲む一杯の水に、至福の喜びを覚える人も少なくあるまい。そのような特殊な状況下における飲用を想定した、例えば「朝専用のドリンク」としてのコーヒーやお茶など、「提案型飲料」が増えてきたのはリリースにある通り。
それではそれらも含め、朝、あるいは午前中にもっともよく飲む飲み物は何だろうか、と尋ねた結果が次のグラフ。全体、そして男女それぞれ別個でも「コーヒー」がトップについた。
「コーヒー」の次には「緑茶」、そして一つあけて「紅茶」がついており、カフェイン系のドリンクを口にして眠気覚まし効果も期待しているのが良く分かる。一方でシンプルに「ミネラルウォーター」「水道水」をたしなむ人も多く見受けられる。先日の記事【炭酸購入場所スーパー1番】でも取り上げた炭酸飲料は、さすがに朝からがぶ飲みする人は少数派のようだ。
男女別でみると、男性が圧倒的にコーヒーが多いのに対し、女性は緑茶、ミネラルウォーター、紅茶など主に「さっぱり系」の飲料で男性よりも高い値を示している。単純に女性らしい傾向なのか、それともダイエットなどで気にしているがための選択なのだろうか。
注視すべきは2つの飲料、「コーヒー」と「ミネラルウォーター」。コーヒーは年齢が上がるほど飲用率も増加する。しかし一方、ミネラルウォーターは経年と共に飲用率が減少していく傾向が見られる。あくまでも「もっとも良く飲む」なので、高齢層ほどミネラルウォーターをまったく飲まない、というわけではないが、健康志向の強い高齢者がミネラルウォーターを敬遠するというのも、不思議な話ではある。あるいは単に「水にお金を払うのはもったいない」という考えに過ぎないのかもしれないが。
コーヒー好きな人の飲用タイミングは【コーヒー好きは「朝の一杯」と「おやつ時の一杯」がキホン・毎日飲む人が7割強】にもあるように、朝食とおやつ時とする人が多いという。思い返してみれば、ファストフードや朝食サービス付きの外食チェーン店でも、朝メニューにコーヒーは欠かせない。どちらが先かは調べようもないが、「朝はコーヒー」という組み合わせは、無意識のうちに多くの人の食生活に組み込まれてしまっているのかもしれない。
結構な人がコーヒーを愛飲してるんですねぇ。私も愛飲するタイプですけど、朝から、というのはなかなかないかも。
冷たい緑茶、というのも結構好きですし。