雑誌「ぴあ」調査による7月23日、24日公開の映画の満足度ランキングは、ゾンビだらけになってしまった世界を生き抜くオタク青年のサバイバルを描いた『ゾンビランド』がトップに輝いた。2位に難病の子どもを救うために製薬会社を立ち上げたビジネスマンの実話を基にした『小さな命が呼ぶとき』が、 3位に『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インセプション』が入った。
1位の『ゾンビランド』は、ゾンビに埋め尽くされた地球上で、引きこもりの青年と仲間たちがゾンビのいない楽園を目指して旅をするロードムービー。観客からは「爆笑するほど面白い!」「ゾンビ映画には珍しい爽やかな主人公の骨太なカッコよさがいい」「ホラーとして観るのもいいが、コメディとして観ても面白い」「今どきここまで平均的で見やすいゾンビ映画を作れる監督はいなかったと思う」など絶賛の声が続出。また「ラブシーンやパロディも混ざっていてホラーだということを忘れてしまった」というコメントもあり、場内では時おり大爆笑が起きたり、上映後には拍手が上がるなど“新しいゾンビ映画”として高い満足度を集めた。
2位の『小さな命が呼ぶとき』は、ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザーが主演を務め、実在する家族の話を映画化した医療ドラマ。出口調査では「情に訴えかけるのではなく、現実的なストーリー展開がこの作品の良さ」「子どものために全てを投げ出す父親に感動」「莫大なお金が動くアメリカの製薬会社を観て、アメリカンドリームがなぜ実現するのかが少しわかった」など、40代から60代を中心に幅広い世代から支持された。「本来はアクション映画を本職としている主演のふたりが、じっくりと見応えのある演技を披露している」など俳優に関するコメントも多くあがっている。
1位も面白そうですが(ホラー映画は結構好きです)、やはりここは2位を見てみたい。小さな命が呼ぶとき。どういう映画なんでしょうか。子供のために病院ジャックする「ジョンQ」みたいな話なんでしょうかね。あれも結構面白かったですけどね。