社団法人全国訪問看護事業協会は近く、「24時間訪問看護サービス提供の在り方に関する調査研究事業」を開始する。訪問看護師の業務実態を把握し、訪問介護士との連携を考える一指標にするのが目的で、来年3月までに報告書をまとめる。
同事業は今年度の厚生労働省老健局の「老人保健健康増進等事業」の1つ。具体的には、「訪問看護師の業務内容に関するタイムスタディ調査」「訪問看護ステーションを基盤とした介護職等との連携モデル事業」などを行う。
厚労省は訪問看護と訪問介護サービスの24時間化を「地域包括ケアの要」と位置付け、「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」などで両者の連携について議論を進めている。
訪問看護という領域が今以上に発展すれば、つまり今以上に人材と医療費をかけられるならば、病院に入院せずとも自宅で療養することができる人というのは大勢いると思います。