2010年07月05日

冷却保存した自分の肺を再度戻すことに成功する

冷却保存し肺自家移植、 岡山大 世界初、がん切除治療法を拡大

 岡山大病院は2日、肺がん患者の片肺をすべて摘出し冷却保存した状態で患部と周辺を切除後、肺を体内に戻す「自家移植」手術に成功したと発表した

 肺を戻すことで、術後の呼吸機能の低下を抑えられる。冷却保存は、摘出した肺の機能を一時的に保持し、より安全な治療につなげるのが目的。執刀した呼吸器外科の大藤剛宏講師によると、肺の自家移植成功は国内で初めてで、冷却保存したケースは世界初という。

 国立がん研究センターのデータ(08年)では、肺がんで年間約6万6千人が亡くなっており、がんの中で、男女合わせて死亡者が最多。

 今回の手法は、肺の全摘に耐えられず手術をあきらめていた進行がん患者に役立ち、治療の選択肢を広げると期待される。

 患者は広島県の60代男性。右肺中枢部や気管支、肺動脈でがんが進行し、がん病巣のみの切除は難しく、右肺の全摘が必要と診断された。右肺は肺活量の55%を担うため、摘出すると息切れするなど生活の質(QOL)が低下するのが特に問題だった。



片肺摘出→がん切除→体内へ 岡山大病院「自家移植」手術に成功

 岡山大病院は2日、肺がん患者の片肺を全摘後、患部を切除した上で体内に戻す「自家移植」手術に成功したと発表した。

 摘出した肺は機能保持のため、一般の肺移植手術の際に用いる冷却保存技術を応用しており、同病院によると、こうした手法による肺がん治療は世界で初めてという。呼吸不全を防ぎ、術後の患者の生活の質(QOL)向上が期待できる。

 病院によると、患者は広島県在住の60代男性で、右肺中枢部や気管支、肺動脈でがんが進行していた。

 6月中旬の手術では、右肺の全摘後、移植用の保存液を注入して冷却保存。患部を切除し、がん細胞がないことを確かめた上で肺の下部を体内に戻した。

 男性は術後16日で歩いて退院。約70%の肺活量を確保し、趣味のゴルフなどの運動もできるという。



 凄い技術。肺を切除するときに、片方の肺を全部取るとか、肺葉ごとに取るとか、そういう大きなくくりでしか出来ないときがあります。そういったときに、冷却保存して癌だけを取り除き、体内に戻す手法です。術後の生活の質も大幅に向上することでしょう。


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posted by さじ at 02:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 呼吸
この記事へのコメント
医学会で岡山大学医学部ってどういう評価を受けているんでしょうか。なんかニュースなんかで結構国内で初めてのことに成功したとかときどき聞くんですが。
Posted by くりた at 2010年07月05日 19:00
冷却保存に及ぶ厳重なる細密な方法にして成功を納めた気がしてならない素晴らしき吉報!自家移植で有る事と
Posted by みか at 2010年07月10日 12:35
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