2010年05月05日

がんの画像診断システムをオリンパスとNECが共同開発

オリンパスとNEC、がん発見に役立つ画像診断システム共同開発

 オリンパスとNECは26日、がんの発見などに役立つ画像診断システムを共同で開発すると発表した。細胞など標本をデジタル画像化するオリンパスの機器に、NECが開発中の画像診断の支援技術を搭載する。機器に合わせてシステムを改良し、1年後の発売を目指す。

 通常、がんは治療方針を決める前に「病理医」という専門家が患者から採取した細胞を顕微鏡で調べ、がん細胞の有無などを確認、診断する。NECのシステムは多数のサンプルデータと患者のデジタル画像を照合することで診断。病理医と2重で診断することでがん細胞の発見漏れを防ぐ。



 画像関連に定評のあるオリンパスと、電子カルテに定評のあるNECのコラボレーション。

 癌というのは、実際にそのものをとってきて、顕微鏡で病理をみないと「確定診断」はできません。それを画像でできないか、というのがこのシステム。実際にはダブルチェック目的ですが。今は画像で「これは○○癌っぽいな」というのは臨床医の経験などに基づいている部分があるので、見逃さないためにもこういうデータを収集した画像診断システムがあると便利です。
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posted by さじ at 02:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | がん
この記事へのコメント
病理医の立場上誠不可欠!映像技術の日々の進歩は侮れない、もやもや何か?解らない要因に光が射す事は以後の治療形式も良好に塗り替える事が出来る進歩に繋がります
Posted by みか at 2010年07月03日 10:08
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