ジョンソン・エンド・ジョンソン(東京・千代田)は27日、頸動脈用ステントの新製品を発売すると発表した。
「頸動脈ステント留置術」と呼ぶ、頸動脈狭さく症の血管内治療法で使う機器で、狭くなった首の血管にステントを留置し、血液を流れやすくする。従来製品に比べ、手術中のステント交換が容易にできるという。
血管壁を押し広げる頸動脈用ステント「プリサイス プロRX」と、血栓などが脳に流入するのを防ぐ機器「アンジオガードRX」の2種類。両製品は組み合わせて使う。
頚動脈にコレステロールなどが溜まると、血管内を流れる血流が悪くなります。それによって脳への血流が減ってしまったりするのが怖いところです。
最近では頚動脈にステントを入れることで、血管を広げてやることができるようになりました。今回の商品は、その改良型。
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