スペースシャトルが打ち上げられる米航空宇宙局ケネディ宇宙センターでは、初飛行に臨む山崎直子さん(39)とともに、山崎さんの健康管理を担当する宇宙航空研究開発機構の松本暁子医師(44)も最終準備に入った。
松本さんの肩書は「フライトサージャン」(航空宇宙医師)。宇宙という極限状態で活動する飛行士を、心身両面で支える。松本さんはもともと内科医だが、外科や精神医学も含め、幅広い知識が欠かせない。2001年に宇宙機構に採用されて以来、勉強につぐ勉強を重ねてきた。
国際宇宙ステーションでの長期滞在と違い、シャトルでの飛行は、慣れる間もない多忙な毎日が続く。山崎さんは毎日、就寝前にテレビ電話で松本さんの問診を受ける。細かなことまで相談できる同性の主治医は、かけがえのない存在だ。松本さんにとっても、緊張し通しの2週間になる。
そんな激務に備え、作業服の胸に着けるワッペンを、松本さんの家族がデザインしてくれた。西洋で医療を意味する2匹の蛇が描かれている。「女性の底力を見せてほしい」。山崎さんへのエールに、自らの決意もにじむ。
かっこいい。宇宙飛行士を支える医師。
宇宙医学という学問は未だに未知数なところもありますから、その分面白いんでしょうねぇ。例えば無重力や低重力で子供を身ごもり出産した場合、どのようになるのか、とか。結構影響してきそうですし予想はできますが実際にどうなるかは分かりません。