東京大学病院精神神経科は、うつ症状の診断の正確性を高め、治療の適正化を目指した「こころの検査入院プログラム」を本格的に開始した。
プログラムは、臨床評価に有用であるものの、外来診療では行うことが難しい各検査を集中的に行い、より的確な診療の一助とすることを目的にしている。中心的な診断補助法として用いる光トポグラフィー(NIRS)検査は、「光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助」として、精神医療分野で初めての先進医療に承認されている。
具体的には、同病院精神神経科開放病棟への4 日間程度の入院期間中に、短期間の休養と併せ、光トポグラフィー検査をはじめとする集中的な検査・心理プログラムを行い、患者の診断治療の新たな方向づけを行い、検査結果や結果から考えられる現在の状態評価、今後の治療、追加検査の必要性などについて主治医へフィードバックする。
プログラム参加には、現在受診している医療機関(主治医)からの紹介が必要で、基本的に退院後も紹介元の医療機関での治療を継続する。
年間約100人程度の受け入れが可能で、入院費用は4日間で7万円前後。
東大病院の精神科は、精神科なのに画像診断系の領域に優れていることで有名です。
鬱といっても色々な原因や症状による違いがあるので、この検査で自分がどういったものなのか把握できるとしたら、4日7万でも安いものだと思います。