東京都心で生活する路上生活者のおよそ3人に1人に知的障害や発達障害の疑いがあることが精神科医らの調査でわかりました。
精神科医や福祉事務所の職員らでつくる研究グループは、去年の年末に東京・池袋の駅周辺で路上生活をしていた男性164人に対して知能検査を行いました。
その結果、知的障害や発達障害などが疑われる知能指数70未満の人が全体の34%にあたる、56人いたということです。
研究グループは、「全人口にしめる知能指数が70未満の人の割合は2%台と推計されているが、それに比べると10倍以上も高い」としています。
研究グループでは「路上生活者は失業者の問題として扱われているが、障害者福祉の観点からのサポートが必要」と話しています。
なんとなく、納得できてしまうといいますか・・・
これが本当ならば、国としての対応もまた別のものが必要になってくる気がします。
何故社会で働かないか、という前に、働けないのではないか、と。