県立医大は23日、付属病院の眼科医師から入院患者5人へ流行性角結膜炎の院内感染が発生したと発表した。いずれも軽症という。同医大は「この規模の感染は過去に例がない」としている。
2月15日、眼科医が流行性角結膜炎と診断され診療を休んだ。病棟で担当した入院患者8人のうち、5人が同20、21日に同じ病気と診断された。同医大は医師から感染したと判断。新たな患者発生を防ぐため、眼科などの病棟への入院を原則2週間延期した。医師は同病院では外来診察をしていない。
流行性角結膜炎はウイルス性の急性結膜炎で、感染から1〜2週間で発症、接触感染する。同病院は診察・点眼の際の手袋の使用や患者ごとの交換など感染防止策をしている。
接触感染ですので、手洗いや手袋の着用で防止策は行われているはずなんですが、今回はそういう対策をしていたにもかかわらず院内感染として広まってしまったとのこと。