文部科学省は、地方を中心に医師不足が依然として深刻であることなどから、医師を大幅に増やす必要があるとして、昭和54年を最後に新たに設けられていない大学の医学部の設置を認める方向で、新年度から具体的な検討を始めることになりました。
大学の医学部は全国に79あり、昭和54年を最後に新たに設置されていません。また、医学部の定員も平成9年の閣議決定に基づいて減らされてきましたが、政府は医師不足を受けて、平成20年度から定員を増やしており、現在、全国の医学部の定員はあわせて8400人余りとなっています。
こうしたなか、文部科学省は、地方を中心に医師不足が依然として深刻であることや、政府がまとめた新たな経済成長戦略の基本方針でも医療分野で成長を促すとしていることなどから、医師を大幅に増やす必要があるとして、新たな医学部の設置を認める方向で新年度から具体的な検討を始めることになりました。文部科学省では、民主党が去年の衆議院選挙の前にまとめた政策集で医学部の定員を現在の1.5倍にするとしていることを念頭に、医学部を新たに設置するために必要な条件などについて、新年度中には一定の方針をまとめたいとしています。
いいんじゃないですかね。
自治医科大学システムで、地方の医者を育ててそこに勤める制度にすれば、学生はお金の心配いりませんし、地方は医師が潤いますし。
特に県によっては、医学部が1つまたは2つしかないところもあるので、そういったところに作れば。勿論、自治医科大学がいまぶちあたっている壁(バカ親が卒後に全学費を払って息子を自由にする)も考慮して政策を進めるべきだと思いますが。
ただ医学部っていうのは軌道に乗るまでなかなか難しくて、10年から20年ぐらいしないと教育やら大学病院やらも安定してこないのでは、と言われています。ノウハウや経験の世界ですからね。それを考慮して、10年後に日本の医療が十分なプラスになるというメリットがあるのならば行うべきだと思います。
医学部の定員を1.5倍にする、という民主党の掲げている案は、あまりにも非現実的すぎるので・・・。