2010年01月13日

映画「アバター」の世界を体験し、現実で鬱状態になる人が続出

「アバター」で現実に絶望のファン続出、ネットで相談も

 世界で公開され大ヒット中のSF映画「アバター」を見た観客から、3Dの映像があまりにもリアルで、その美しさにあこがれるあまり「うつ状態になった」「自殺を考えた」といった訴えがインターネットに相次いでいる。

 観客は3D効果でパンドラの世界に入り込む感覚を味わい、映画館を出る時はその美しい世界から離れることの不安感にとらわれるという。

 映画を見て人類を憎むようになった、現実に絶望したというファンも多く、インターネットのファンサイト「アバター・フォーラム」には、「パンドラの夢がかなわないという絶望感に対処する方法」というコーナーが登場。うつ状態に陥ったというファンや、対処方法を指南するユーザーから1000件を超す投稿が寄せられた。

 スウェーデンの学生、アイバー・ヒルさん(17)はこのサイトに仮名で投稿。「アバターを見た翌日、目覚めると世界が灰色に見えた。自分の人生すべてが意味を失ってしまったようだった。このままやっていく理由がいまだに見出せない。私が生きているのは死に行く世界だ」と書き込んだ。

 別のファンサイト「ナビブルー」では、自殺さえ考えたというユーザーが「アバターを見た後、ずっとうつ状態にある。パンドラの素晴らしい世界とナヴィの人たちを見て、自分もその1人になりたいと思うようになった。もし自殺すれば、パンドラのような世界に生まれ変われるのではないかとさえ考えてしまう」とつづった。

 こうした状態から抜け出す方法としてファンサイトには、現実の人々とかかわって前向きな活動に取り組む、アバターのゲームをする、映画のサウンドトラックをダウンロードする、といったアドバイスが寄せられている。ヒルさんも、掲示板で同じような人たちと話し合えたことにより、うつ状態から解放されつつあるという。

 ニューヨークの病院に勤務する精神科医のスティーブン・クェンツェル氏は「他者との関係を確立することは人が幸福になる鍵であり、ネット上の人間関係でも何もないよりはずっといい」と話している。



 奇しくも私が彼女と付き合う直前に見た映画。

 3Dの迫力は凄かったですね。今まで映像革命だとされてきた映画は
カメラの撮り方やらCGやらを工夫してたんですけれど、これは映画というものを進化させている。

 アバターの最もいい点っていうのは、映画館でみることに意味があるってところだと思うんですよ。今までは、よく「この映画の迫力は映画館じゃないと堪能できない」とか言われてたと思うんですけど、アバターは映画館クラスの大画面で、3Dめがねをかけてみないと、その良さが半減してしまう。仮にアバターをDVDでみても、たとえ3Dだとしても、大したことはないと思います。

 ストーリーは平凡極まりないものですけれど、映画=ヒネッたもの、じゃないですからね。そして記事にもあるように、別の星の風景は壮大です。リアルな非日常、それも中世の人が空を飛ぶことを憧れたように、現代人が原始的ながら雄大な生活に憧れるのです。

 鬱な人って、要するに今の社会では経験できない生活をすることができれば、何割かは回復するのかなぁ、と時々思います。地中海かどこかの港でまったりとした生活を送れたとしたら、ふさぎこむことも自殺することもないのかなぁ、と。そういう究極の理想が、アバターの世界で満たされるのかもしれません。
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posted by さじ at 18:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
これおもしろいです

紹介しときまつ・・・
Posted by この記事ひろめた at 2010年01月19日 22:08
僕としては、アバターの世界は現実に生まれ育った現在だと思いました。
 いままで生まれて育ってきた環境は、あたりまえのように、電化製品かこまれて育てきたんですけど、人類はモトモト自然の世界で生きていく為の機能が備わっているのに、社会とゆうアバターをつくって生活しているではありませんか
 それを、証拠にどんなことが起こったしても
生命の危機に直面したことがないとゆう現実を理解できました。 
 日本の社会生活の取り扱い説明書は法律だろうなと思います。 だから世界中どこをさがしまわったところで、法律のない世界はありませんよね。 人間社会は法律でアバターつくっている。
だけど地球そのものに法律を作れないだからこそ
社会からぬけでる現象になすすべもない。
 だから地球自然にいきなりほうりなげだされたらいきなり危機に直面するのは当たり前だ
それこそがリアルな現実世界。
 僕たちが生きている今の社会そのものがアバターだと思います。 
 だから嫌になることはない。アバターの中のアバターにあこがれても、現在はアバターだ。
 法律を現実的に考えるから嫌にもなるのだろう。だから法律とゆうアバター説明書をよんだら
 現実世界でアバター感覚になるのだからできないことは何もないとキヅくはずです。 
 僕は最近きづきましたよ。 
ずいぶん楽だ。 楽になりたかったら法律を読めば社会がなんなのか、一体どんなアバターをつくっているのかが理解できてくるはずだよ。
 すくなくとも僕はそうでした。 
 アバターの世界は今現在 タイピングしている
僕そのものが、アバターの住人です。
 そして記事を読む人もアバターからアバターを共有すると 最後には地球そのものの法律をつくることも可能になるのなー。 
 そしたら、地球温暖や頭をなやましている種も全部改善されるのになって思うけど
 アバターの世界共有なんて人間ある以上まず
無理な話か、でも少しでもアバターを共有してくれると世界地球人としては嬉しいかぎりなんだけどなー。
Posted by アバター at 2010年04月17日 04:40
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