県保健福祉部は、医学生を対象にした修学資金貸与の募集を始めた。医師不足や地域偏在などが問題となっている産科や小児科の医師確保対策で、今回で3回目。昨年は募集枠10人に対し貸与決定者は7人にとどまったため、今回は実績を踏まえ「5人程度」の募集とした。
応募対象者は産科医か小児科医を目指す医学生、または医大合格者。新入生の場合は入学金100万円、ほかに授業料など月25万円が貸与される。大学卒業後は県内で初期臨床研修を行うほか、県内の公的医療機関で貸与年数の1・5倍の期間勤務すれば修学資金の返還は免除される。
昨年の貸与決定者7人は、いずれも小児科医希望だった。同部は県内でも産科医不足が深刻化しているとして、産科医希望の学生の応募も期待している。
こういう奨学金制度、増えてきましたね。優秀な人材を確実に得るための地方ならではの工夫です。
自治医大システムみたいなのを県全体で出来るといいんですけどね。まあ自治医大も、卒後に何千万だか払って息子を自由の身にさせる、という恩義もへったくれもないようなことを平気でする親御さんもいらっしゃるようで、なかなか大変みたいですが。
小児科医志望者、産婦人科医志望者って、案外多いんですよね。不足、と言われているのは社会のシステムのせいな気がしてなりません。せっかく小児科医になりたい、と熱望する若者がいるわけですから、その芽を国民が摘まないであげてほしいです。
これからも、ブログ更新頑張ってください。