京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)人類進化モデル研究センターで昨年3月から今月までに、飼育中のニホンザル15頭が急死していたことが28日、分かった。死因は不明で、感染症の疑いもあるという。
同センターによると、死んだニホンザルは昨年6頭、今年9頭。いずれも血液中の血小板や赤血球、白血球の数が減少する「再生不良性貧血」を発症していた。ただ、病気と急死の因果関係がはっきりせず、死因は特定できていないという。
また、一つの飼育室で複数のサルが発症していることなどから、感染症の疑いもあるという。2001〜02年にも再生不良性貧血の症状があった6頭が急死したが、死因は分かっていない。
同センターでは約1000頭を飼育しているが、ニホンザル以外での発症例はなく、平井啓久センター長は「今夏以降、死因を本格的に調べている。分かり次第、公表したい」と話している。
怖っ
サル、謎の感染症、死、というと映画「アウトブレイク」を思い出しますね。
未知の感染症の可能性もなきにしもあらず…。未曾有のパンデミックが起こらないとも限りません。医の世界は映画のようなスペクタクルとは隣り合わせなのです。