2010年01月05日

男性の性的な汗のにおいは女性の脳で判別されている。

男性の“性的”な汗のニオイを女性が受け取る仕組み、米大学が研究。

 動物がコミュニケーション手段のひとつとして用いるニオイは、人間も同様、何らかの行動に影響を与えていると考えられ、これまでさまざまな研究が行われている。

 「The Journal of Neuroscience」に掲載された論文によると、博士は20代の女性19人を対象にある実験を行った。それはポリエステル製のパッドに付着させたニオイをかいでもらい、そのときの脳の働きをMRI(磁気共鳴画像装置)を使って調べるというものだ。

 実験には20人の男性が協力。まず、実験前の2〜3日間に無香の石けんやシャンプーなどを使ってほかのニオイが付かないように準備した上で、教育ドキュメンタリービデオとポルノビデオを20分間見てもらい、それぞれを視聴中にかいた汗を脇の下に挟んだパッドで吸収した。

 これを女性たちには前情報を与えず、2種類のパッドをかいでもらい、反応の違いを調査。すると「女性たちは理解していなかったが、脳はニオイの違いに反応していた」(デイリー・テレグラフ紙より)という。2種類のパッドのニオイをかいだ際、嗅覚に関する特定の領域が反応することは共通していたが、「“性的”な汗のときには、女性たちの脳は、違う部分も反応していた」そうだ。

 その部分とは「右脳の眼窩前頭皮質と紡錘状回」と呼ばれるところ。これらは「通常、嗅覚や社会的判断、感情に関係している」(米ニュースサイト・ライブサイエンスより)とされている。つまり、女性の脳の中でこれらの部分が働いたというのは、無意識のうちに“性的”な汗であると、脳が理解したということ。男性が汗のニオイを通して発信した“性的”なサインを、女性が受け取る仕組みが脳にはあるようだ。



 そもそも汗っていうのは異性ならばフェロモン的役割を果たす物質、らしいです。もう10年以上前だと思いますが、某番組で、汗をあまりかいてないイケメンと汗をかいたフツメンの男のにおいを目隠しした女性にかいでもらったところ、汗をかいたフツメンのほうが「良い」と判断したとかいう、あやふやな実験がありました(書いている私自身もあやふやな記憶です)

 まあそれとはちょっと違って、同じ汗でも性的な汗かそうでないかが異性の脳には届いてしまうという、男子諸君にとっては恥ずかしいんだか嬉しいんだか良く分からない研究です。


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posted by さじ at 06:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚
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