中国科学院広州生物医薬・健康研究院の科学者らはこのほど、幹細胞の研究で重大な成果をあげた。同院の裴端卿・院長は実験室での研究において、これまでは、1万―10万個の細胞からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製していたのが、培養液にビタミンCを入れたところ、作製効率を大幅に上げられることを発見した。この重大発見は、すでに米国の関連研究機構からも高度な注目を集めている。中国新聞社が24日に伝えた。
この成果は、米国時間12月24日に世界の幹細胞分野における権威ある雑誌「Cell Stem Cell」でトップ項目としてオンラインで発表される予定。
このことは、中国の関連研究において初の栄誉となる。同研究成果は幹細胞研究に新たな方向を指し示し、多くの革新的成果を生み出すことが予想される。また、基礎理論研究だけでなく、人口問題、家畜繁殖、動物保護などの応用研究においても重要な役割を果たすと見られる。
年末までも、iPS細胞ニュース。