2009年12月22日

ビールの最初の一口が美味しいのは、舌の水線維にあった。

お酒の「最初の一口」が美味しいメカニズム

 忘年会&新年会シーズン、せっかくだから美味しくお酒を飲みたいもの。とはいえ、まずは苦手なビールを飲むとか、普段飲まない熱燗を勧められて飲む、みたいなことがある。体育会系の時代じゃないとはいえ、その場のノリもあって。ただそのとき、久しぶりに飲んでみて、ビックリすることがある。

「あれっ? こんなに美味しかったっけ?」

 どうして乾杯後の最初の一口や、お酒を変えたときの一口目って、あんなにも美味しいんだろう。お酒について研究している酒類総合研究所に話を伺った。

「のどが渇いた状態で飲むことが、影響しています。のどが渇いていると、のどにある水線維(水を感じる神経)が活動し、脳に水を感じる信号を送るんですね。水線維は、特に炭酸水やビールで、強く刺激されて活動します。このとき、脳では苦味など他の情報は無視されるんですよ。だから普段、ビールが苦くて飲めない人でも、苦味をあまり感じずに、一口や一杯は美味しく飲めちゃうんです

「だんだんのどの渇きが癒されていって、体が満たされていくと、それまで無視していた(ビールの苦味のような)味の情報が、脳に入ってくるようになるんですね。すると、いつもの苦手な味として感じるようになるんです」

 お酒に限らず、脳は必要な情報をより強く、より好ましく感じるようにできているという。ちなみによく言われる「のどごし」も、水線維が刺激され、渇きが癒されたときの快感として説明できる。

 ただ、のどが渇いてなくても“お酒を変えたときの一口目”は美味く感じることが多い。こっちはどうしてなんだろう?

「そのままですが、舌にとって新たな刺激だからです。体には順応という作用があって、同じ刺激を受け続けていると、感度が弱まるんですね。それは味覚も同じで、だんだんお酒の味に飽きてくるので、違う味は美味しく感じるのでしょう」



 水線維。なるほど。いかに水線維を刺激するか、がおいしいかのポイントか。たしかに最初から日本酒より、とりあえずビールなのは、ワカランでもないですね。

 先日、卓球した後にビールを飲む機会があったのですが、普段お酒に弱い私でも、たまらなく美味く感じました。たしかに、今思い出してみると、苦味は少なかったように思います。苦味を感じるよりも水線維の力なんですねぇ。

 別にビールの苦味は嫌いじゃないんですが、キンキンに冷えているほうが美味しく感じますし、最初の炭酸が強い時のほうが美味しく感じますね。

 日本一美味い生中を飲むためのキーは、水線維と、気兼ねなく一緒に飲める間柄。


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posted by さじ at 07:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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