頭で考えただけで機械を動かすBMI(ブレーン・マシン・インターフェース)技術について、理化学研究所脳科学総合研究センターの藤井直敬さんが「東京テクノ・フォーラム21」(代表=老川祥一読売新聞東京本社社長・編集主幹)の研究交流会で講演した。
“念力”の世界を実現させるBMI技術は、大別すると、脳に電極を差し入れて直接、意思につながる情報を読み取る方法と、頭につけたキャップから脳波や脳血流を読み取り、その情報を解析する方法の2通りがある。情報収集の精度は前者の方が高く、特に米国で研究が進んでいる。
藤井さんがリーダーを務める理研のチームは、昨夏研究をスタート。脳と頭蓋骨の間に電極を挿入する独自の方法を追究しており、「安全性が高く、精度を落とさずに長期間使える」と、利点を説明する。
将来は、寝たきりの人や神経疾患患者の生活の質向上など、様々な応用が期待される。藤井さんは「より安全で信頼性の高い技術を確立し、必要とされた時、すぐ提示できるよう開発を進めたい」と抱負を語った。
身体が動かない人にとってはこの技術は有用。
いずれ透視とかテレパシーなんかも、医学的にできるようになるかもしれませんけども。
今ある「霊能力」は脳の血流が関係してたりしたら結構面白い。