タカラバイオ 株式会社は、研究者よりヒト細胞の提供を受け、当社がその細胞からiPS細胞を作製して研究者に提供するという、iPS細胞作製受託サービスを12月15日より開始します。
当社が、研究者より提供を受けたヒト皮膚線維芽細胞に、iPS細胞誘導用レトロウイルスベクターとレトロネクチン(R)を用いて、iPS細胞誘導に必要な遺伝子を高効率に導入し、iPS細胞を誘導します。その後、2ヶ月程度かけ、1種類の細胞につき数個のiPS細胞クローンを取得し、ユーザーに有償提供します。後述の当社の新製品「Human iPS Cell Generation(R)All−in−One Vector」(以下「All−in−One Vector」)等を用いて作製したレトロウイルスベクター及びレトロネクチン(R)を利用することで、様々なヒト由来の皮膚線維芽細胞よりiPS細胞の作製を効率良く行うことができると考えています。
iPS細胞は、創薬のスクリーニングや再生医療への応用が期待されていますが、作製されたiPS細胞には様々な「個性」があることが明らかとなっています。iPS細胞とES細胞との違いを含めたiPS細胞の特徴や性質に関する研究は、将来のiPS細胞の応用のための品質管理という観点からも、その重要性が増しています。これらの研究には、当社が平成18年から研究受託サービスを行っている高速シーケンサーが威力を発揮します。高速シーケンサーは、次世代シーケンサーとも呼ばれており、例えば1日当たり数億もの塩基配列情報が得られる強力な研究ツールです。
当社では、京都大学 iPS細胞研究センター 山中伸弥教授から提供を受けたiPS細胞由来試料を用いてのChIP seq解析やマイクロRNA解析を試験的に実施して、iPS細胞の特徴解析に有効な方法であることを確認し、iPS細胞作製受託に加え、iPS細胞解析(キャラクタライゼーション)受託サービスの体制も整えました。
研究用ですが、iPS細胞の作成を行ってくれるそうで。今年はiPS細胞ニュースに沸き起こりましたが、来年は更なる応用が期待できそうです。
ちなみに、翌日に販売している「酒」を求めに川崎ラ●ー●に行きましたよ。
すばらしく美味しかったです。すみません話それてしまいましたね。