2009年11月22日

ウクライナで謎のスーパーインフルエンザが大流行中。

死者の肺は真黒 ウクライナで謎のインフルエンザが流行、既に315人死亡

 現在ウクライナでは謎のスーパーインフルエンザが大流行している。死亡した患者の肺は炭のように黒く、内出血と肺水腫の症状があり、第1次世界大戦後のスペイン風邪に状況がよく似ている。ウクライナ政府の発表によると、現地では16日の時点ですでに140万人が感染、315人が死亡しており、近隣諸国のパニックを引き起こしている。WHOの先週の論評では、現地のウィルスは突然変異していないとのことだが、世界的流行病の第二波であると考えられているようだ。

 今回のインフル発生後、当初はH1N1インフルと考えられていたが、間もなく、3種のインフルが変種したウィルス性肺炎であることが伝えられ、新型インフルと別のインフルが結合し、スーパーインフルに変種したのではないかと指摘されている

 ウクライナの救急医師Myron Borysevych氏は、このインフルエンザウィルスはH1N1型でも肺炎でもないと見ていると述べた。医師らは、このインフルは内出血と肺水腫の症状があり、スペイン風邪に類似していると考えている。また、西部地区の医師がこのウィルスによって死亡した患者を解剖したところ、肺が炭のように黒く、まるで焼け焦げたようになっていたという。

 ウクライナのビクトルユシチェンコ大統領は、WHO専門家9人を首都キエフ及びリヴィヴに緊急召集してウィルス検査を行い、英ロンドンへ送って分析を行っている。大統領はさらに、現在多くの人が死に直面し、インフル大流行により医師まで死亡していると伝えた。

 「他の国で流行しているインフルとは異なり、ウクライナでは新型インフルのほかにも季節性インフルとカリフォルニアインフルが同時に流行している。ウィルス学者は、この3種のウィルスが変異して一つに結合してしまえば、攻撃力を持つ合成ウィルスになるだろうと推測している」と大統領が伝えている。

 17日、WHOはサイト上で、ウクライナの新型インフルは、今年4月に始まった新型インフルの遺伝子と同じであり、突然変異ではないことを伝えた。

 ウクライナ「キエフポスト」紙は、15日の時点で、インフル感染と呼吸道ウィルスによる死亡者は299人に増え、134・7万人が感染しており、当日24時間以内に1万7千人余りが感染していると報道。この数字は1時間ごとに更新されている。現在さらに多くの人の感染が伝えられ、特に西ウクライナ9地区に集中しているようだ。

 現在ロシア、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアはすでに、入国するウクライナ人に対して健康診断の実施を開始している。ポーランドのトゥスク首相は、欧州委員会とEU議長国のスウェーデンのラインフェルト首相に書簡を出し、「EUレベルでの迅速な行動が必要である」と促した。



 SFのような話ですが、実際現実に起こるようなものなんですね。3種類のウイルスによる突然変異が引き起こした脅威。

 新型以上に強力な新型スーパーインフルエンザと人類の闘いを、拡大するまえに防ぎとめられるか。
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posted by さじ at 04:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
EUレベルで迅速な行動で万全に備えるスペイン南東部ロルカで地震と言う天災に見舞われました。私個人的に胸を痛めました申し遅れましたが、心よりお見舞い申し上げます。ナルシソ イエペス ギター名曲D・スカルラッティ(ソナタ ホ短調)にて情景が脳理に焼き付くジョルジュ ナポリターノ イタリア大統領と共に美しい坊や、お前にはなぜ?それが重く感じられるの?シェイクスピア『ヴィーナスとアドーニス』文節にて
Posted by みか at 2011年05月17日 09:40
恐怖が極度になれば、戦う事も出来ず、臆病者のように怖れ戦いて死ぬしかない。我が国の東日本大震災そして、スペイン南東部ロルカの地震にて
欧州中央銀行(次期総裁に内定したイタリア中央銀行総裁と共に)
Posted by みか at 2011年05月21日 09:38
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