2009年11月16日

脱法ドラッグ「ハーブ」、いよいよ規制対象に。

脱法ドラッグ「ハーブ」20日から規制

 「大麻と似た作用がある」とされる脱法ドラッグ「ハーブ」の一部に含まれる成分「合成カンナビノイド」を指定薬物に加えた改正薬事法が、20日に施行される。この成分を含む製品の輸入や販売が規制されることになるが、所持や使用は禁止されないことから、施行を目前にした“駆け込み購入”の動きも出ている。規制しても次々と新商品が登場する脱法ドラッグ。専門家からは「国の情報提供が不十分」との声も出ている。

 インターネット上の輸入サイトで好調な売れ行きが報告されているのは、ハーブの一種で、「スパイスシリーズ」と呼ばれる商品だ。「スパイス」という単語が冠された商品の総称で、一部商品からは合成カンナビノイドが検出されたという海外の調査結果もある。3グラム3千〜4千円程度で取引され、サイトには「売り切れ」の文字も並ぶ。

 改正薬事法で新たに指定薬物に加えられるのは、3種類の合成カンナビノイドを含む計6種類の成分。施行後は学術研究などの一部目的をのぞいた輸入や製造、販売が禁じられ、違反者には罰則も与えられる。一方、薬事法は薬品の販売規制を主眼にした法律であるため、個人での使用や所持を禁ずる条項は盛り込まれなかった。

 このため、合成カンナビノイドが含まれる可能性がある商品を施行前に売り切りたい業者と、買いだめをしたい購入者の動きが活発化しているようだ。

 スパイスシリーズは、大麻の合法代替品としてヨーロッパで人気に火がつき、輸入やネット販売を通じて日本国内に入ってきた。吸引すると、気分が高揚する▽聴覚や色彩感覚が鋭敏になる▽社交的になる−などの効果があるとされるが、人によっては興奮状態になったり、凶暴性が出たという事例も報告されている。

 脱法ドラッグをめぐっては、これまでにもサボテンの一種である「ペヨーテ」や「マジックマッシュルーム」(いずれも規制済み)などさまざまな“人気商品”が登場してきたが、薬物問題に詳しい小森栄弁護士は「スパイスシリーズは名前も知られており、最近の脱法ドラッグの中でもヒット商品」と話す。

 厚生労働省は脱法ドラッグの含有成分について随時調査を行い、「麻薬に類する」と判断したものについては指定薬物に加えて規制対象にするなどしてきたが、規制されても構造式を部分的に変えた成分を使った新商品が次々と登場するというイタチごっこを繰り返してきたのが現状だ。

 追加した指定薬物についても、目立った広報は行われていない。

 厚労省の担当者は「商品名を公表すると、業者などが意図的に名前を変えて売る可能性もある」と非公開の理由を説明する。

 一方、小森弁護士は「購入者は商品名やパッケージで認識している。健康被害を防ぐ意味でも製品名を積極的に広報し、利用者に注意喚起すべきだ」と指摘している。



 やったことないのでよくわからんのですけど、法に触れてまでやりたいもんなんですかね?酒やタバコで十分快楽感じられるような気もしますけど…。
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posted by さじ at 04:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
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