2009年11月12日

腸内の常在細菌は人によって大きく異なる。

個人差大きい人体の細菌=口は類似、腸はさまざま−病気予防へ貢献

 人体に生息する細菌の多様性は、一人ひとりの時期による違いよりも、個人差の方が大きく、身体の各部では、口内が似ている一方、腸内は大きく異なることが分かった。米コロラド大の研究チームが、健康な男女9人の身体27カ所に生息する細菌の種類を網羅的に調べ、9日までに米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 人体に生息する微生物は100兆個あると言われ、病気の原因になる悪玉のほか、消化を助けるなどして健康に貢献する善玉もいる。健康な人体の環境を解明した上で、さまざまな病気にかかった場合との違いを突き止めれば、病気の早期診断や予防に役立つという。

 対象者は相互に無関係で、細菌を採取したのは昨年6月と9月の計4回。部位は口内、鼻や耳の穴、頭髪、手のひら、脇の下、かかとなどで、腸内は便で調べた。細菌の種類は、こうした分析によく使われる特定の遺伝子のDNAによって分類した。

 その結果、生物の分類で「科」の3段階上に当たる「門」レベルで、22門の細菌が見つかったが、9割は四つの門で占められていた。最も多かったのは、ビフィズス菌などが属する放線菌門の36.6%で、続いて乳酸菌などのファーミキューテス門が34.3%、サルモネラ菌などのプロテオバクテリア門が11.9%、腸内に多いバクテロイデス門が9.5%だった。



 同じ人間といえど、生息する細菌は異なるようです。

 生まれたときから食べてきたものでも大きく異なりそうですけれどね。母乳で育つとビフィズス菌が生息し、牛乳で育つと大腸菌が生息する、ように。
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posted by さじ at 00:22 | Comment(1) | TrackBack(0) | 消化
この記事へのコメント
腸の善玉菌は腸環境の基本ですが
腸には負担を掛けない対策も大切かと
Posted by 腸吉 at 2009年11月12日 10:15
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