愛媛大農学部の菅原卓也准教授(食品機能学)と四国電力のグループ会社「伊方サービス」(伊方町)は28日、ミカンなどのかんきつ類の果皮に多く含まれる、ポリフェノールのβ−クリプトキサンチンとクマリン系化合物のオーラプテンに、免疫細胞を活性化させて風邪などに対する抵抗力を高める可能性がある、と発表した。
菅原准教授によると、人の白血球から抽出した免疫細胞の培養液にβ−クリプトキサンチンとオーラプテンをそれぞれ、添加する実験で判明した。病原菌など異物を認識、排除を行う免疫たんぱく質の量が2倍に増え、抵抗力が高まるという。
今後はマウスを使用し、動物レベルで実際に抽出液を飲ませて効果があるのかを検証する。
伊方サービスがミカンを搾汁する際に大量に出る果皮を有効利用しようと昨年5月、果皮の成分の効能などに関する研究を同大学に依頼していた。
友人に、柑橘系の皮を食べる女の子がいます。
確かに風邪を引きにくいような人なんですが、もしかしてこのオーラプテンのおかげ?