2009年10月29日

魚を食べても心不全の予防にはならなかった。

魚食べても心不全予防ならず?

 過去の研究では魚を食べると心不全の予防に役立つと考えられてきたが、魚を摂取しても心不全を食い止める作用はないとの調査結果がオランダの研究者らから示された。

 ウェブサイトの「アルファガリレオ」に掲載された発表文書によると、1990年からロッテルダム近郊に暮らす55歳以上の男女5299人を対象に実施した調査から、魚を食べる人と食べない人の間で心不全になるリスクに影響がないことが浮かび上がった

 調査を実施したオランダ・ワーゲニンゲン大学のマリアンヌ・ヘレインセ氏は、発表文書で「たとえ少量であっても魚を摂取すれば、致命的な心筋梗塞、つまり心臓発作のリスクを軽減できると信じる医学関係者や保健当局がますます増えている。だが、魚の摂取が心不全を抑えるという強固な証拠は何一つない」と指摘する。

 心不全は心臓発作のように偶発的に起きるものではない。心臓のポンプ機能が徐々に弱まることで血行の悪化、息切れ、痛みを伴う足のむくみなどを引き起こし、肺の流れを弱めていく。欧州では心不全の患者数は約3000万人に上るという。

 研究者らは魚に含有される脂肪酸やビタミンが、摂取した人の心不全を防止し、心臓発作を抑える働きがあるかどうかを調査した。11年以上にわたり追跡調査を行ったところ、心不全が悪化していたのは699人だったという。

 さらに、対象者に魚を食べる頻度や量、摂取する魚の種類を個別に質問。食べ方についても温かいメーンディッシュとしてなのか、サンドイッチなどにして間食として摂取するのかを聞いた。オランダでは魚の摂取量は非常に少なく、回答者の1週間の平均摂取量は1食に満たなかった。1日当たりでは20グラムを上回る程度で、心不全の予防効果は見られなかったと研究者らはまとめている。ヘレインセ氏は「もしかすると魚をもっと大量に摂取すれば、心不全の予防に役立つのかもしれない」とも述べている。



 魚は身体に良いとは思いますけれど、医学的根拠としては乏しい、という結果。

 これ日本でやったらどうなるんでしょうか?

 日本は海産物を、生で食べることが多いので、もしかすると心不全の予防に役立っているのかもしれません。

 食の欧米化によって魚の摂取量が減っているので、大規模的に考えれば将来日本人の心不全は増えるのかもしれませんが。
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posted by さじ at 15:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 循環
この記事へのコメント
魚なら毎日たらふく食べたいね、無理して肉食しているけど魚が恋しくてタマラナイわ水族館の詩的鑑賞に及び魚を見ても、ああ!魚が食べたいイタリアも日本も魚を沢山食べる国だしプロの料理人の包丁さばきとセンスによって見直されますわ、皆様イタリアに来て下さい、あー!!魚がなんと!まぁ美味しいと心から感動いたしますから、そして日本の国の漁師さんに心より感謝です美味しい魚を食卓に届けて頂き、真夏の昼の短すぎる時を真夜中の時間に慈しむ、そうだ!オランダ製チーズと自家製のキュウイ ソースで魚料理を今週は必ず完全させますわ
Posted by みか at 2011年06月12日 22:23
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