2009年10月18日

鳥取大学病院の院生医師が交通事故死したのは過労が原因。

鳥取大の院生医師が交通事故死「過労が原因」賠償命令

 鳥取大病院(鳥取県米子市)の医師で同大学院生だった前田伴幸さん(当時33歳)が交通事故で死亡したのは過労が原因として、遺族が鳥取大に約1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、鳥取地裁であった。

 朝日貴浩裁判長は「過労状態になるのを防ぐ安全配慮義務に違反があった」として、同大に約2000万円の支払いを命じた。

 判決によると前田さんは2003年3月、同病院での徹夜勤務の後、アルバイト先の病院に車で向かう途中、トラックと衝突し死亡。事故当日を含む1週間の業務従事時間は100時間を超え、アルバイト先も医局が割り当てていた。井上貴央・鳥取大医学部長は「判決をよく見ておらず、コメントできない」と話している。



 今までは、医者は体力があって当たり前、残業付100時間など余裕であるみたいな風潮でした。医者は過労で当たり前だと。

 しかし医者も人間です。徹夜をして、まともに頭が機能するはずがありません。そうすると医療ミスも増えます。そういう環境は、今でも根強く残っています。

 これからの医療は、医者が医者として最高のパフォーマンスで働ける環境を整えること。そのためにはマスコミや一般市民のほうから、むしろ医療従事者に協力する姿勢をもつこと、が必要になってくるんじゃないかな、と思います。
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posted by さじ at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学
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