今年4−9月の今年度上半期に発生した病院・開業医の倒産は、現在の集計方法で過去最悪だった昨年度の上半期(16件)の2倍近い30件だったことが10月13日、帝国データバンクの調査で明らかになった。
30件の内訳を施設別に見ると、病院7件、診療所16件、歯科診療所7件だった。
現在の集計方法となった2005年度以降、倒産件数が最も多かったのは07、08年度の40件。07、08年度の上半期の件数はそれぞれ22件、16件で、今年度はこれらを上回るペースで推移している。
また、4−9月の負債総額は217億4100万円に上り、昨年度の総額213億9500万円を既に上回っている。
凄いですねぇ。。
でもこれみて思うんですけど、この倒産した病院などは、決して腕がどうのじゃなかったと思うんですわ。
今はどこもかしこも医療費削減やらで追われていて、正当な報酬を得ることができなくなっています。もし患者さんに、採算度外視の医療を行っていたら、それはそのまま病院の赤字になってしまいますからね。末期がんの入院を続けていると入院滞在期間が長くなって、採算が取れなくなるとか、国民皆保険制度を導入している国のくせにおかしな話です。