製薬企業23社を会員とする「くすりの適正使用協議会」は10月13日、全国の小・中学生の子供を持つ保護者を対象に実施した「くすりの服用に関する実態調査」の結果を公表した。それによると、子供の薬の服用を確認する保護者は9割以上だったものの、保護者自身は、家族に処方されて余った薬を服用した経験がある人が4割に上るなど、薬の服用方法を必ずしも正しく理解できていない実態が明らかになった。
調査は全国の小・中学生の子供を持つ保護者600人を対象に今年8月に実施し、全員から回答を得た。
それによると、「子供と一緒に用法・用量を確認し、服用するのを見ている」など、子供の薬の服用を確認する保護者は92.7%。また、服用方法について、「1人で勝手に服用しない」など、子供に注意喚起している保護者は56.0%だった。
一方、保護者自身の服用方法について、処方された薬の服用を途中でやめた経験がある人は71.8%だった。その理由を複数回答で聞いたところ、「回復したと自己判断し、止めた」が83.5%で突出して多く、以下は「効き目がなかったので、止めた」(11.4%)、「面倒になったため、止めた」(9.7%)と続いた。
さらに、家族に処方されて余った薬を服用したことがある保護者は40.3%に上った。このうち、74.8%が誰にも相談せずに服用していた。また、相談した保護者(25.2%)に誰に相談したかを複数回答で聞いたところ、「家族に相談した」が83.6%で最も多く、医師や薬剤師に相談した割合はそれぞれ13.1%にとどまった。
また、「食前」(食事の約30分前)、「食後」(食事の約30分後)、「食間」(食事の約2時間後)、「寝る前」(就寝の約30分前)の意味を正しく理解している保護者は、それぞれ67.8%、59.0%、49.0%、53.7%にとどまった。
服薬コンプライアンスっていうんですけどもね、ちゃんと薬を飲んでるかどうかって。
いやー結構な数値ですね。余った薬を自分の判断で飲むって、結構怖いです。その人に合った薬を出してるわけで、容量も違えば、効果を正しく出せず副作用が出てしまう可能性もありますし、もしその人が別の薬を飲んでいたら・・・。
怖い。怖い。
薬を自己判断で途中でやめちゃうのも、よろしくないです。結核っていままた流行ってきてますけど、あれも、薬を自分で途中でやめちゃうと、耐性菌が出来ちゃうんですよ。それを広めているかと思うとね、ホント怖い。新型インフルも耐性のができちゃいましたよね。
あと最後に、食間は食後2時間のことですからね。食事中に飲む薬、じゃないですよ。