2009年10月11日

生ゴミから、がん転移を抑える作用を持つ新たな化合物を発見

生ごみから新たな抗がん物質 能美・バイオ技研など

 バイオ技研工業(能美市)と富山県立大工学部生物工学科の五十嵐康弘教授ら研究グループは5日までに、生ごみ処理槽の微生物が生成する物質から、がん転移を抑える作用を持つ新たな化合物を発見し、国際特許を出願した。この化合物は、副作用の原因となる細胞毒性が弱いとみられ、新しい抗がん剤の開発に向け活用が期待される。研究成果は7日から横浜市内で開かれる「バイオジャパン2009」で発表される。

 微生物は放線菌の一種で、バイオ技研工業が開発した有機ごみの処理システムで作られた堆肥から見つかった。微生物は生ごみを発酵分解しながら、化合物を生成していたという。

 微生物が作り出す化合物で細胞実験を行ったところ、がん細胞の運動性を抑制する働きが確認され、がんの転移を抑える可能性があることが分かった。また、正常細胞の働きは妨げないため、副作用は少ないとみられる。

 五十嵐教授によると、以前に同じ処理槽内から見つかった別の微生物が生成する化合物と比較すると、20分の1の濃度でも同じ作用が得られるという。

 研究は、生ごみ分解微生物の新たな利用法を探っていたバイオ技研工業の宮野内浩治社長が五十嵐教授に依頼し、2007(平成19)年に始まった。

 短期間での成果に、五十嵐教授は「発酵堆肥の中の微生物には大きな可能性がある。引き続き研究を進めたい」と話した。宮野内社長は「独自の発酵技術を生かして製薬会社などとの共同研究を進め、新薬の開発につなげたい」と意欲を燃やしている。



 よく見つけましたねー。

 微生物はまだまだ宝の山と言われていますけれど、それでも生ごみ処理の過程に着目する人はなかなかおらんでしょうな。素晴らしいことですわ。

 そしてこれから新薬開発に繋がれば、リアルに宝の山ですからね。


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posted by さじ at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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