厚生労働省は24日、2010年度の新卒医師の臨床研修制度について、都道府県別の募集定員を発表した。
全国の定員総数は09年度より749人(約6・5%)少ない1万699人。04年度の同制度開始以降で初めて、東京や大阪など大都市を抱える6都府県の割合が全体の4割を下回った。同制度により、都市部の一般病院に研修医が集中し、地方の大学病院などで医師不足を招いたとの批判を受け、厚労省が偏在解消のため今回の募集から都道府県別の定員上限を設けており、その影響も出たとみられる。
これまで研修医が集中していた東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡の都市部6都府県の合計は全体の約39・7%で、09年度より1・6ポイント減少した。
都道府県別で、募集定員の減少数が最も多かったのは、大阪の130人減(定員682人)、次いで愛知の116人減(同583人)、神奈川の81人減(同671人)。東京は33人減(同1511人)だった。増加数が多かったのは、埼玉の79人増(同421人)、石川の35人増(同168人)、鹿児島の30人増(同165人)など。埼玉はこれまで人口が多い割に研修医が少なく、今回は大幅に増員された。
募集定員の上限は、人口や医学部定員に基づいて設定される。厚労省は今春に試算値を公表したが、初回となる来年度は激変緩和措置が取られるため、上限を上回る都道府県も多い。
まあねえ。難しいんですけど。
これで減らしてよくなるんだったらまぁ、いいかなぁと思いますけれども、根本的解決のためには、どこの病院も、研修医にとって魅力あるシステムにすべきなんですよね。
まあどこで研修しても同じ、ってのはあるかもしれませんけれど、やっぱり研修医のために労力割いて考えている病院ってのは、地方でも人気ありますよ。研修医のために隔週ぐらいでトレーニング講座を開いているところとか。