2009年09月25日

寿命120年の壁、について考える。

生物学、中国医学から考える「寿命120年の壁」

 「人はなぜ120歳までしか生きられないのか」…9月11日、世界最高齢だったアメリカの女性、ガートルード・ベインズさんが115歳5ヶ月でなくなりました。人の寿命には「120歳の壁」があるようで、生物学、中国医学の観点から説明されています。

 ギネスブックに記録されている歴代の世界最高齢者を見てみると、フランスのジャンヌ・カルマンさん(122歳5ヶ月)、日本の泉重千代さん(120歳6ヶ月)以外はいずれも120歳に到達する前になくなっています。以前、インドで130歳代の男性が亡くなったとの情報がありましたが、事実であったとしても非常にまれなケースのようです。

 生物学的な説は3つあります。1つ目は、細胞の衰えによる説。人体の細胞は30歳までに成熟を完了し、以後毎年1%ずつ衰えていくため、130年で完全に衰えるというものです。

 2つ目は、細胞分裂による説。1つの細胞で可能な細胞分裂は50回、その周期は平均2.4年なので、120年で寿命が尽きるというものです。

 3つ目は、性機能による説。人は14歳前後で性の成熟を迎え、その8〜10倍生きられるというもの。大体112〜140歳が寿命という計算になります。

 中国医学では、人類進化の過程で行われるようになった1.二足歩行、2.胸式呼吸、3.消化機能、4.過剰な毒素排出機能の4つが自然に逆らっていることが寿命を決める原因だとされており、「書経」や有名な中国医学の古典「黄帝内経」には人の寿命が100〜120歳である事が記されています。

 さまざまな角度から見て、中国医学や現在の科学の常識を根底から覆す発見や技術が生まれない限りは、やはり120歳あたりが寿命というのはほぼ間違いないようです。



 どう医学が進歩しようとも、生物学的に細胞を賦活化させるなどしない限り、120年の寿命を超えることはできないのか。

 まあ120年生きれたら上出来ですけどもね。でも100歳超えるような人って、すごく苦しみながら生きながらえる人ってあまりいませんよね。なんかこう、元気なおじいちゃんおばあちゃんっていう感じ。120歳の人のインタビューとかみてても、悪いところなさそうですもん。

 100歳まで生きたいなぁ。医学がどこまで進歩するのかみてから、死にたい。

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posted by さじ at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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