パンデミックとは、伝染病や感染症が世界中に流行することを表す用語。
このゲームは、世界中に拡大しようとする感染症の根絶を目的とし、プレイヤー同士が協力し合って、4種類の病原菌すべてのワクチンを発見するという、多人数協力型ゲームだ。
プレイヤーはそれぞれ別々の特殊技能を持った科学者や医者となり、世界の各都市に研究施設を建設し、4種類存在する感染症の治療を行って病原菌の拡大を防ぎながら、ワクチンの研究を進めていく。プレイヤーにできることは、世界の各都市を移動し、研究施設を作り、そこで治療をし、情報交換をしながら、治療薬を発見すること。しかし毎ターン世界のどこかで感染症が発症し、ちょっと手を抜くとたちまち病原菌は広がり、世界各地でアウトブレイク(拡散)が発生し、ゲームオーバーとなってしまう。
病原菌が勝つか、それとも人類(プレイヤーのチーム)が勝つか?
勝つためにはプレイヤー間の協力体制が不可欠。病原菌が世界中に拡散していく恐怖に対する、切迫感、無力感、絶望感を味わえる快作だ。
ゲームには初級・中級・上級の3つの難易度が設定できるため、初級・中級で何回か経験したあと、是非とも上級にチャレンジしてほしい。
ゲームデザイン:マット・リーコック
プレイ人数:2〜4人用
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:約45分
内容物:ゲームボード、プレイヤーコマ、調査基地コマ、病原体コマ、プレイヤーカード59枚、感染カード48枚他
パンデミック
「世界中で4種類の致死病原体が蔓延しはじめている」という設定のもと、各プレイヤーは衛生兵、急派担当官、熟練工、科学者、研究者という職業から1つを選んでゲームに参加する。プレイヤー同士で対戦するのではなく、みんなで協力し合ってウイルスを打倒するのがポイント。1回のプレイは30分から1時間程度で、ボードゲーム初心者でも手軽に遊べる。厚生労働省が1000万円もの予算を投じて作らせた信じがたいほどつまらない新型インフルエンザ教育カードゲームよりもずっとオススメだ。
放っておくと次々にウイルスのエピデミック(局地的感染)が起こり、各地にアウトブレイク(拡散)してあっという間にゲームオーバーとなってしまう。パンデミックの危機感と焦燥感を感じることができてすげー怖い。人類が勝利するには、世界にウイルスが蔓延するか時間切れになる前にすべてのウイルス用のワクチンを作るしか道はないのだ!
海外で有名なパンデミック、日本語化されてたんですね。
これホント、やってみたいんですよね。人間VSウイルスっていう、対戦型でないボードゲーム。すごく面白そう。
4000円かー。買ってみようかなー。拡張パックを使えば5人でも出来るようになるらしいです。