2009年09月19日

新型インフルエンザに感染した小6男児が死亡。

新型インフルの小6死亡

 横浜市は17日、新型インフルエンザに感染した同市都筑区の小学6年の男子児童(12)が死亡したと発表した。

 男児は、気管支ぜんそくだった。死因は脳内出血とみられるが、新型インフルエンザとの因果関係は不明という。厚生労働省によると、国内の死者は疑い例を含めて15人目で、未成年は初めて。

 市によると、男児は2日午前、39度台の熱が出て、医療機関を受診。一時、37度台に下がったが、3日未明、40度に上がり、意識がもうろうとしたため、市内の病院の集中治療室(ICU)で治療を受け、心筋炎と診断された。

 簡易検査では陰性だったが、14日の遺伝子検査で感染が確認された。男児は意識不明だったため、タミフルなどの治療薬の投与は受けていなかったという。

 厚労省によると、今月15日までに新型インフルエンザで入院した892人のうち14歳以下は68%で、重症例の多くを小児が占めている。これまでは比較的高齢の人が亡くなるケースが多かったが、感染の広がりとともに、小児の死亡例が増える恐れが高い。

 死亡した横浜市の男児(12)は気管支ぜんそくの基礎疾患があった。新型インフルの入院患者のうち、42%は持病があり、最も多いのは、ぜんそくなどの慢性呼吸器疾患だ。これまでの死亡例のほとんども、糖尿病などの持病がある。

 また、小児のインフル患者は大人に比べ、インフルエンザ脳症に陥りやすく、意識障害を起こして死亡する恐れもある。

 こうした状況から厚労省は、新型インフルエンザのワクチンの接種対象者として、持病のある人や1歳〜就学前の小児などを最優先グループとし、次いで小中高校生や高齢者を入れる案をまとめている。

新型インフル、持病ない24歳死亡…ウイルス性肺炎発症

 沖縄県は15日、新型インフルエンザに感染した同県南風原町の女性(24)が死亡したと発表した。女性に持病はなく、基礎疾患のない人が新型インフルエンザに感染し、重症化して死亡した初のケースとみられる。

 厚生労働省によると、国内の死者は疑い例を含めて14人目で20歳代は初めて。これまでの死者は、慢性腎不全などの持病があったケースがほとんどだった。

 沖縄県によると、女性は8月26日に38・8度の熱が出て、民間病院での簡易検査でA型と診断された。自宅で治療薬リレンザを服用して療養したが、呼吸困難に陥ったため、同31日に再受診。ウイルス性肺炎の発症が確認され、県立病院に緊急入院した。同日、PCR検査(遺伝子検査)で新型に感染していることが判明。集中治療室で人工呼吸器を装着して治療を受けたが、くも膜下出血を起こし、15日午前11時過ぎに死亡した。同県医務課は、新型インフルエンザが悪化し、急性肺炎とくも膜下出血を併発したとみている。

 同課によると、女性は母親と弟の3人暮らし。母親と弟も同時期に発症したが、タミフルを服用し、すでに回復している。女性はカプセル状の薬が苦手だったため、民間病院が粉末状の吸入薬リレンザを処方したという。同課は「リレンザは吸入力が弱いと十分効果が得られないリスクがある」と説明している。

 今月9日、慢性疾患や既往症がなく、新型インフルエンザに感染した大阪府四條畷市の男性(当時45歳)が死亡したが、同府は死因を虚血性心疾患と発表、「新型インフルエンザが直接の死因ではない」としている。



 基礎疾患がなくっても油断できない状況になってきました。徹底した予防が大事ですね。一人一人が感染拡大を阻止するような日常生活を送って、インフルエンザに打ち勝ちましょう。

世界の重症患者4割は持病なし

 持病のない元々健康な20歳代女性が、新型インフルエンザが原因とみられる症状で亡くなった。世界的に見ても重症患者の4割は持病がなく、今後も同様のケースが起きる可能性がある。

 季節性インフルエンザの致死率は0・1%以下で、持病のない人が重症化によって死亡する例があるが、犠牲者は高齢者に多い。一方、多くの人に免疫がない新型インフルエンザの致死率は0・4%とされ、65歳以下の人の入院や死亡例が目立っている。発症してから短時間で重いウイルス性肺炎を起こすなど、15日に亡くなった女性と同様の症状を呈するのが特徴だ。

 厚生労働省の推計では、全国の患者数は今月6日までの1週間で15万人。感染が広がると死者も増えるだろう。重症化予防が期待されるワクチンも、接種が始まるのは10月下旬以降だ。さらに、妊婦や持病を抱える患者から優先的に接種するため、多くの健康な人が接種することは難しい。

 一人一人が手洗いを励行し、人込みを避けるなど感染防止に努め、発症が疑われる場合は早期受診を心がけることが大事だ。


関連
医学処:新型インフルエンザの男性、基礎疾患をもっていないのに死亡
医学処:新型インフルエンザにおける妊婦さんの対応。


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posted by さじ at 14:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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