京都府立医大と国立循環器病センター(大阪府吹田市)などは14日、重い心不全の患者から心臓の幹細胞を取り出して増やし、元の心臓に移植して心筋を再生させる治療の臨床研究を年内にも始めると発表した。
幹細胞で人に心臓の治療を試みるのは世界で初めて。
ブタを使った実験で、心臓幹細胞増殖因子という物質をしみこませたゼラチンシートを移植部に張ると、幹細胞が長生きすることを確認し、一定の安全性が確保できたと判断。10日に厚生労働省の審査委員会で臨床研究実施の承認を得た。
お!!とうとう臨床研究が!!
この方法は、心臓の機能が衰えた人にたいして、心臓細胞シートを巻きつけてやることで、動きを良くしてやろうというものです。実際に動物にやると劇的に改善するとのことで、次世代循環器の治療だと考えられていました。
この方法が成功したら、心不全も治療して日常生活を送ることが出来るようになるかもしれません。かなり期待の研究です。是非とも頑張ってもらいたい。
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