ステーキチェーン「ペッパーランチ」で病原性大腸菌O157による食中毒が相次いだ問題で、岐阜県は13日、同県大垣市の大垣食肉供給センター協同組合(森田隆志代表理事)が同チェーン用に加工、出荷した「角切りステーキ」(商品名・和牛入りサイコロステーキ)の保存サンプルからO157が検出され、10都府県の患者14人の菌とDNAパターンが一致したと発表した。
出荷前の肉がすでに汚染されていたことになる。
県は食品衛生法に基づき、同組合に対し、9月30日までに、対象製品(出荷量2560キロ=いずれもペッパーランチに出荷)の回収を命じる行政処分を出した。
県生活衛生課によると、O157が検出されたのは、同組合が8月3日に加工した角切りステーキ。オーストラリア産牛肉を主体に国産牛肉、牛脂などを加えて加工、冷凍した製品で、どの部位にO157が含まれていたかは不明という。
県は「加工過程や施設、管理に問題はなく、原材料に由来する可能性が高い」としている。
食中毒、なくならないですねぇ。いくら冷蔵技術が発達したとしても扱う人間の問題か。
一度食中毒が起こった場合の対応等も真摯なものが求められます。ペッパーランチは果たして。
関連
医学処:O-157の恐怖。京都で4歳児が死亡。
医学処:O-157集団食中毒の慰霊モニュメント、作ったはいいけど廃棄処分に
医学処:「かもしてころすぞ」ユッケから腸管出血性大腸菌O-157