2009年09月14日

新潟市民病院が診療報酬2億8千万円を過大請求。

診療報酬を2億8千万円過大請求 新潟市民病院

 新潟市民病院(新潟市中央区)が看護師の配置数を実際よりも多く計算し、診療報酬を過大請求していたことが11日、分かった。看護師が研修などで病棟業務を外れる分を織り込んでいなかったという。昨年5〜10月の一般病棟入院患者が対象で、過大請求は少なくとも2億8千万円に上る。

 同病院は金額が確定し次第、健康保険組合など保険者や患者に返還する予定。厚生労働省や県などが定期的に実施する現地指導で、5月に判明した。

 同病院によると、過大請求があったのは昨年5〜10月の入院基本料。入院患者7人に看護師1人の配置で診療報酬を請求していたが、看護師が外来の応援や研修で業務を外れるなど、実際は「10対1」体制だった。入院1日当たり2550円の差が生じる。

 過大請求分は、健康保険組合など保険者には今後支払われる診療報酬と相殺、患者には窓口や口座振り込みで返還するという。

 同病院事務局医事課の伊田弘課長は「7対1を満たしていると思っていたが、理解不足だった。ルールの徹底を図りたい」としている。



 まあどこも看護師不足で7対1が厳しいということや、どこの市民病院でも赤字にならざるをえない厳しい医療体制であるということは分かりますが…。

 それでもやはりこうなってしまうのはいかんですね。医療に携わる場所は不正を行ってはならないです。信頼の問題ですから。

関連:昭和大学藤が丘病院が、診療報酬を過大に請求していた疑い。
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posted by さじ at 01:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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