2009年09月11日

新型インフルエンザの男性、基礎疾患をもっていないのに死亡

新型インフルの男性死亡=持病なし、因果関係不明−大阪府

 大阪府は9日、新型インフルエンザに感染した同府四条畷市の男性会社員(45)が同日死亡したと発表した。府健康医療部によると、男性に持病はなく、死因は不明。新型インフルとの因果関係も特定できていないという。新型インフルに感染したか感染の疑いのある人の死亡は国内で12人目。

 府によると、男性は3日にのどの痛みを訴え、5日に37.3度の発熱があった。7日も37.2度の発熱があったため医療機関を受診。簡易検査でA型陽性と診断され、タミフルを投与されて自宅療養し、8日には平熱に下がった

 9日朝も症状はなく平熱だったが、午前11時すぎ、自宅で意識不明で倒れているのを家族が発見、病院に搬送されたが正午すぎに死亡が確認された。同日午後の遺伝子検査(PCR)の結果、新型感染が判明した。



タミフル耐性「新型」、米で人から人へ感染か

 インフルエンザ治療薬「タミフル」に対する耐性を獲得した新型インフルエンザのウイルスが、米国で、人から人へ感染した可能性が高いことが分かった

 米疾病対策センター(CDC)が10日、週報で発表した。

 タミフルを製造しているスイスの製薬大手ロシュによると、耐性ウイルスは日米などで7日までに13件が報告されているが、いずれのケースも1人の患者から検出されただけで、周囲への感染は確認されていなかった。

 CDCは、健康な成人にタミフルを事前に飲ませる「予防的投与」など、耐性ウイルスの出現をまねく過剰使用を控えるよう呼びかけた。

 CDCの報告によると、米ノースカロライナ州でキャンプに参加していた10代の少女が7月8日、インフルエンザの症状を訴えた。同じ小屋に泊まっていた別の少女も11日に発熱、2人からタミフルに耐性を持つ新型ウイルスが検出された。

 キャンプ場では、6月から新型インフルが流行、発症していない子供や職員計600人以上が、感染予防のため10日間、タミフルやリレンザを服用した。

 2人は、タミフル服用中にもかかわらず発症したため、医師が耐性ウイルスを疑い検査した。キャンプ場では、ほかにも6人がタミフル服用中に発症。最初の少女からもう1人へ感染したか、別の患者から2人に感染したものとみられる。



 感染予防にタミフル飲んでるんですか。それはちょっとどうなんでしょうか。逆に耐性株を作りやすい状況にしてしまっているような・・・。

 日本では基礎疾患がないのに新型インフルエンザで死亡ということで、直接の死因がどうだったのかは分かりませんが、これから流行してくる際には注意したいところですね。タミフルが効く、といっても耐性株が出来ないように、まずは予防から、徹底していきたいところでしょう。

関連
医学処:豚インフルエンザの感染症に関する情報について
医学処:新型インフルエンザ感染者が急性脳炎を発症する。
医学処:新型インフルエンザの国産ワクチンの治験を行う。


広告
posted by さじ at 19:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック