2009年09月09日

糖尿病患者由来のiPS細胞から、膵臓の細胞を作ることに成功する

糖尿病患者由来のiPSから膵臓細胞…日米チーム

 1型糖尿病の患者由来の新型万能細胞(iPS細胞)から膵臓の細胞を作ることに米ハーバード大や松本歯科大(長野県)など日米合同研究チームが初めて成功した。

 成果は、米科学アカデミー紀要電子版にこのほど掲載された。

 1型糖尿病は、血糖値の上昇を抑えるインスリンを作る細胞が、免疫異常などによって破壊され、発症する病気。できた膵臓細胞からはインスリンの分泌も確認された。糖尿病治療への応用が期待される。



 おおー。あとは倫理的に、iPS細胞を使った臨床研究が行えるかどうか、のラインだけですねぇ。実際にこの技術が出来たら、多くの患者さんが救われると思います。糖尿病と1口にいっても、その影響は体中に及びますから。例えば腎臓も、糖尿病が改善すれば予後が良くなりますし。

関連
医学処:難病の解明のために、iPS細胞を用いる。
医学処:遺伝子を注入するだけでβ細胞を作り出す技術。
医学処:おなかの脂肪から幹細胞を取り出して移植する。
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posted by さじ at 05:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分
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