厚生労働省は22日、国内で初めて、新型インフルエンザ感染者が急性脳炎(インフルエンザ脳症)を発症したと発表した。
同省によると、今月19日、川崎市に住む7歳の小学生男児が、39度以上の熱を出した。翌日になっても熱が下がらず、幻覚を見るなど急性脳炎の症状を示したため、感染症指定病院に入院、新型インフルエンザと診断された。
治療薬タミフルを投与され、22日には熱が36度台に下がったという。季節性インフルエンザにかかった未成年者が急性脳炎を発症すると、異常行動につながる場合がある。厚労省は「新型でも脳炎が起こることが分かった」として、感染した子どもの様子に注意するよう呼びかけている。
新型は軽症だから別に大丈夫、という情報も流れているようですが、感染が拡大してよいことなどありません。変異する可能性もあるわけですし。
もしこれがタミフル耐性の新型インフルエンザだとしたら、更にひどくなっていたかもしれません。インフルエンザはまず予防です。まだ「新型インフルなら安心」という風潮にならないように気をつけるべきでしょう。