イースター島の土壌で発見された化合物をネズミに服用させたところ、寿命が飛躍的に延び、人間なら100歳以上に相当する長生きとなったとする研究結果が、8日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。
1970年代にイースター島の土壌から発見された「ラパマイシン(同島のポリネシアン名「ラパ・ヌイ」に由来)」は、現在は臓器移植時の免疫抑制剤などに使用され、がん治療薬としての臨床試験も行われている。さらに、無脊椎動物における実験で、老化に関係する酵素を抑制することが示されており、不老長寿薬としての可能性も模索されている。
今回、米テキサス大などの研究チームは、人間ならおよそ60歳に相当する生後1年8か月のマウスにラパマイシンを混ぜた餌を継続的に与えるという実験を行った。その結果、通常に比べてメスは平均で13%、オスは9%長生きした。
研究チームは、ラパマイシンには老化やがんの発症を遅らせる効能があるとみられ、投与しても死亡要因にはならないだろうとしている。
一方で、米ワシントン大学のバイオ科学者らは、ラパマイシンを服用すると免疫機能が抑制されて感染症にかかる危険があるとして、中高年の安易な服用に警告を発している。
自然の恩恵。
確かに免疫抑制効果があるのに、長寿のために常用するのはおかしな話ですからねぇ。
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医学処:スダチの果皮に長寿物質のレスベラトロール作用がある。
医学処:赤ワインに含まれるレスベラトロールの機序がとうとう判明する
医学処:インスリンは、脳内では老化を促進する作用を行っている。
分子構造をちょっと変えて、免疫抑制作用なし、
ご長寿作用はそのまんま、その他致命的な副作用なしなお薬ができたら、
あんずちゃんも飲むことにします。
長生きしたいですもんね。